1 団藤重光元最高裁裁判官のノート 本年4月15日、NHK・Eテレで特集「誰のための司法か~団藤重光 最高裁・事件ノート~」という番組の放送がありました。この番組は、刑法学の第一人者で東大教授や最高裁...
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1 江戸時代の訴訟 日本の今の訴訟制度は、明治になって西洋の近代訴訟制度を導入したものです。それでは江戸時代の訴訟はどのようであったか。法制史の本に書かれていますが、法制史は対象が広く、弁護士でも法制...
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1 近畿弁護士会連合会は、司法問題対策委員会が中心となり、近畿の6つの弁護士会の共催を得て、昨年(2022年)11月29日、「法定審理期間訴訟手続の問題点」と題するシンポジウムを開催しました。私はシン...
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私が担当しています或る裁判で、当方は勝訴判決を受け、相手方が最高裁に上告受理申立てをしました。お客様から、「最高裁の判決・決定が出るのはいつ頃か」との質問を受けました。最高裁の判決・決定が出ますと、判...
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今、法制審議会で審議されている「新たな訴訟手続」の法的問題についてまとめました。なお、本稿では、2021年2月に発表された「中間試案」の案について論じています。本稿を執筆しました2021年7月1日現在...
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アメリカの弁護士(カリフォルニア州弁護士)から、「米国の民事訴訟では、事実解明のためにどのような調べをしているか」について話しをお聞きすることができました。 去る6月10日に大阪と東京の弁護士が、サン...
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裁判では、原則としてすべての証拠を取り寄せることができます。アメリカでは、ディスカバリー(証拠の開示を求める手続)という制度があり、事件と関連する文書であれば提出を求めることができます。また、フランス...
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1 【製造物責任法の欠陥の判断枠組が確立したといえます】 「製造物責任法」(PL法)が施行されたのは1995年で、それから25年になります。アメリカ、ヨーロッパにPL法ができ、その影響もあって制定され...
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私は、特別な訴訟手続(特別訴訟)の提案について、朝日新聞の「私の視点」欄に投稿し、6月30日の朝刊と電子版に掲載されました。記事は次のとおりです。(私の視点) 粗雑な「特別訴訟」 主張制限 本末転倒...
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裁判をするときの弁護士費用は、それぞれの当事者が負担するという制度になっています。ただ、不法行為の事件では、弁護士費用の一部(損害額の1割程度)が損害として認められます。各自負担という制度はアメリカと...